トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号)
下呂御前山 (1412m 下呂市) 2017.5.27 晴れ 8人
未舗装林道分岐点(9:41)→登山口(9:49)→お助け水分岐点(9:52)→どんびき岩(10:06)→展望台(10:12-10:18)→八合目・遥拝所跡(10:20)→九合目(10:34-10:38)→下呂御前山山頂(10:52-12:55)→高岩大権現神社(13:00-13:03)→八合目(13:15)→お助け水(13:32-13:35)→未舗装林道(13:37)→未舗装林道分岐点(13:45)
<参加者> NARIさん、KEIさん、TOMUさん、KISIさん、NABEさん、NABE-Jさん、RAKU、RAKU-N
★5月27日に下呂市の下呂御前山に8人で登ってきました。
★今回は、まだ歩いていない観音峠からのルートを歩くこととし、車で観音峠へ。
★峠からの道はいきなり背丈以上のササに阻まれて撤退。
★峠から少し下った未舗装林道分岐点に駐車して林道を歩き、いつものルートの7合目手前に合流。
★工事中の崩壊地を通過して展望地を経由。
★8合目で観音峠の道と合流して、マイヅルソウを見ながら一直線に登って下呂御前山山頂へ。
★目の前の御嶽山は次第に雲が消えて、残雪の美しい姿を見せてくれました。
★山頂の片隅で、いつものように豪華昼食を賑やかに楽しみました。
★計画した観音峠のルートは歩けませんでしたが、展望と花に出会えた楽しい山歩きとなりました。
下呂御前山は2回登っているが、観音峠からのルートを歩いていなかったので、5月の登山部例会は、観音峠から下呂御前山を計画した。参加者は8人。下呂の峰一合遺跡公園駐車場のトイレに寄って観音峠に向かう。
観音峠までのルートは複雑で簡単に説明できないが、峰一合遺跡公園の北にある黒戸森会館・下呂動物病院のある三叉路で右折してすぐに再び右折。ここには「料亭志むら」の標示があるのでこれに従う。
道なりに走って大林集落を抜け、「料亭志むら」の前で左折して山道を走る。広域基幹林道に出たところで右折して加子母方向に走り、小坂の標示に従って左折すれば観音峠に至る。
小坂の標示がある三叉路で、観音峠方向が通行止めの標示があったが行けるところまで行くことにした。途中、未舗装林道が左に派生しており、ここからも通常ルートの7合目近くに合流できる。結局、今回はこの道を利用して登ることになる。
観音峠までは道も悪くなく、難なく到着することができた。観音峠には東屋や簡易トイレがあり、駐車スペースも十分にある。
身支度をしてスタート。峠から西に向かって、できたばかりの未舗装林道があったので、この道を行けば登山口があると推定して林道を歩く。しかし、道は等高線に沿ってつけられており、尾根から遠ざかっていく。林道の山側に登山口を探すが見つからない。やむを得ず峠まで引き返すことに。後に、この新しい道はいつもの登山道のすぐ近くまで続いていることがわかる。
峠に戻って登山口を探すと、未舗装林道入り口右側に杭があり、杭に付けられていたと思われるプレートが地面に落ちている。草に覆われているが踏み跡があり、ここが観音峠の登山口のようだ。
この道に入ると、すぐにササに覆われた道となる。強引にササを分けるが、ササの背丈は人の背ほどとなり、先に進むのは困難な状況。やむを得ず撤退を決め峠の駐車場まで戻って作戦会議。登ってきた峠への道の途中にある未舗装林道からいつものコースに合流して山頂に向かうことにした。
峠を後に、登ってきた道を車で下り、未舗装林道の分岐近くの路肩に駐車。林道入り口には工事車両出入口の看板があり、この先で工事が行われているようだ。マムシグサを見ながら災害復旧治山工事の現場事務所を通過。
駐車地点から8分ほど歩いたところで右の山側に登山道があった。この登山道は以前登っている本道であり、林道で寸断された場所である。大規模林道の登山口からここまで約40分かかることから、今回は30分ほど短縮して山頂に到着できそうだ。
頂上まで1,450mの標示を見ながら山道に入る。人工林の中を3分ほど歩くとお助け水の分岐。水場には帰路に寄ることにして先に進む。チゴユリの花を見ながら七合目を通過。緩やかな尾根道は急斜面のジグザグ道となり、岩の多い道を左にトラバースしていくと崩壊地を復旧している工事現場に出る。
崩壊地の脇を登って、「どんびき岩」と書かれた大岩の下を通過。道は工事用のワイヤーで遮られているが、この先に展望台があるため、ワイヤーをくぐって丸木階段を登ると手すりのある展望地に出た。
西から南側が開けており、下呂市街が見下ろせる。展望を楽しんだら登山道に戻って右山で登るとすぐに天然林の平らな八合目に到着。遥拝所跡であり、小さなお社が祀られている。ここは観音峠からのコースとの合流点であり、計画では右の尾根からここに到着することになっていたのだが・・・。
ここから直角に左折して山頂への主尾根を歩く。息を切らしながら広い一直線の道を登って九合目で休憩。マイヅルソウが咲き始めていた。ここから一旦下って登り返し、ロープ付きの急斜面を登って高岩大権現神社の分岐点を通過。神社には帰路に寄ることにして、少し下って登り返すと大岩に突き当たる。
道が左右に分岐しており、どちらに歩いてもすぐ先は山頂。左の道を歩き山頂に到着。残雪の大きな御嶽山が頭を少しだけ雲に隠して我々を迎えてくれた。まずは、展望を楽しむ。北には御前山が大きい。右に目を移すと穂高や乗鞍、そして御嶽山、南側の岩の上に立つと下呂市街が見下ろせた。
立派な石柱の前で、そして御嶽山をバックに記念撮影。その後、山頂から北側に一段下がったところで昼食。いつものようにみんなが持ち寄った豪華メニューで山頂に2時間滞在。昼食が終わるころには御嶽山の雲が消え、噴煙を上げる神の山が勇壮な姿を見せてくれた。
帰路、高岩大権現神社に寄って、岩の上にある小さなお社にひとりひとり参拝。お社の中には小さな石仏が祭られている。登山道に戻って、登ってきた道を下った。七合目付近で南側にできたばかりの林道があった。観音峠からの林道だと思われるが、登山道の手前の谷で止まっており、登山道には接続していない。
お助け水に寄ったが、最近雨が少ないことから、パイプから流れ落ちる水量は極めて少なかった。林道に出て駐車地点に戻り、今回の山旅を終えた。
目的の観音峠からの登山道はヤブに遮られて通行できなかったが、短時間で下呂御前山に登る新たなルートを発見。すばらしい展望や花にも出会え、賑やかな楽しい山歩きとなった。
★下呂御前山からの展望
★下呂御前山の植物
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