トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号)
*一部、推定トレース、誤動作あり。
合渡山 (170m 岐阜市) 2013.3.24 晴れ 2人
大跡部神社駐車場(10:43)→主尾根(11:02)→174mピーク(11:12)→鉄塔・古道(11:39)→古道南のピーク(12:02)→鉄塔(12:26-13:35)→お社(13:58)→石仏のある峠(14:06)→合渡山(14:30-14:35)→主尾根分岐(14:59)→神社(15:05-15:13)→登山口・池(15:23)→大跡部神社駐車場(15:35)
★ 3月24日に岐阜市の合渡山に登って来ました。
★ 合渡山はファミリーパークの北側にある低山で何度も登っていますが、今回は東の跡部神社を起点に歩きました。
★ ファミリーパークのオリエンテーリングコースを西へ歩き、主尾根へ。
★ 時間に余裕があったことから、南への薄い踏み跡をたどってみました。
★ 174mピークを越えて、急斜面を鉄塔まで下り、古道を横切って、次のピークまで登りましたが、このピークで道が消えたので引き返しました。
★ 鉄塔下の陽だまりで昼食をとった後、主尾根を戻り、ファミリーパークを経由して合渡山に登頂。
★ 帰路は、主尾根から北東尾根のコースに入り、神社から上跡部集落に下って、駐車地点まで戻りました。
★ 満開のショウジョウバカマや咲き始めたミツバツツジを見ながら、早春の里山歩きを楽しんできました。
合渡山は岐阜市のファミリーパークの一角にある超低山で、過去に何度も登っているが、いずれもファミリーパーク側から登っている。今回は、東側、すなわち関市側から登ることにした。関市大跡部神社からファミリーパークに向かうオリエンテーリングコースがあり、これを辿れば、ファミリーパーク経由で合渡山まで行くことができる。また、合渡山の稜線は南に続き、三輪神社の北側の山までつながっていることから、稜線を南に歩いてみたいとも思った。さて、どこまで道が繋がっているか・・・。
県道94号線を北上し、三輪神社前を通過して「道の駅むげ川」の手前で左折。跡部集落に入り、西側の山に突き当たる手前から右折して大跡部神社の広い駐車場に車を停めた。駐車場には御輿山古墳群の案内板があり、約1500年〜1300年ほど前のもので、10基ある。
靴を履き替えてスタート。神社本殿の裏からも登れるが、正式なコースは駐車場から一旦車道に出て川沿いに北に向かい、すぐに左折して未舗装の農道に入る。さらにすぐに左へ分岐している林道に入る。ショウジョウバカマの花がいくつか見られた。すぐに墓地に突き当たり、墓地の手前からショートカットして落ち葉の踏み跡を登り、尾根道に合流。コシダの茂る緩やかな道を歩く。
数分歩くとオリエンテーリングのナンバーが書かれた標示があり、さらに明るいコシダの道を行くと右に分岐があった。道は尾根を左に外して、右山となる。樹間からは南にある153mピークが望めた。さらに歩くとすぐに稜線に到着。オリエンテーリングのコースは右へ歩くが、南の稜線にも薄い踏み跡があることから、どこまで歩けるか試してみることにした。
倒木の多い稜線を歩く。ウラジロの群落もある。ヒノキが主体の林の中、ヒサカキなどの広葉常緑樹の潅木を分けて登る。分岐点から10分ほどでピークに立った。174mピークである。ピークにはプラスチック杭があり、赤テープが揺れていた。展望はない。GPSで南東の尾根を確認して、直角に左に向きを変えて急斜面を下る。青いテープが付けられており、薄いヤブで問題なく下る。鞍部から倒木を跨いで赤テープを追って次のピークに向かう。
一登りでピークに到着。コシダに覆われたピークでここも展望は無い。南には次のピークが樹間に見える。薄い道はコシダの群落を一直線に下っている。木につかまって滑らないようにゆっくりと下る。咲き始めたミツバツツジが美しい。一気に下ると下方に鉄塔が見えてきた。いきなり鉄塔下の明るい伐採地に飛び出す。南西には田園の向こうに百々ヶ峰が望める。伐採は最近行われたようで、伐採木が筋状に積まれており、歩きにくい。鉄塔にオリエンテーションの赤い標示が付けてある。ここもコースの一部のようだ。
鉄塔を後に、さらに下ると、広い道に出た。東西の集落を結ぶ古くからの道のようで、よく踏まれている。さらに南の尾根に取り付く踏み跡が法面にあり、赤テープがいくつか見られた。急斜面を登ってテープを追う。道とまでは言えないが踏み跡が確認できる。かなりの急斜面を赤や青のテープを拾っていくとなだらかになりピークに着く。ピークにはプラスチック杭が打ち込まれている。左方向の尾根に向かうが日当たりのいい尾根で濃いヤブとなった。北側に回り込んで緩やかな尾根を下る。明るい尾根からはこの先のピークがよく見えるが、ますます潅木が尾根を覆い、踏み跡も確認できなくなった。ちょうど正午。ここで引き返すこととし、鉄塔まで戻ってランチにすることに。
登ってきたコースを下って鉄塔まで戻り、鉄塔下の平らなところで昼食の用意をした。メニューはラーメンとおでん。コーヒーを飲みながら、これからのコースを検討。目の前の古道を下って田園に出てから登り返すか、今歩いてきた道を引き返すか・・・。引き返しても分岐点まで30分もかからないことから、引き返すことに。鉄塔を後に再びコシダの急斜面に取り付く。初めて歩く往路では結構時間がかかるように思えても、帰路は意外に速い。二つのピークを越えて、約20分でオリエンテーリングのコースに戻った。
ここからはしっかりした尾根道となる。緩やかに登っていくとすぐに灯篭のある小さなお社に出会う。手を合わせて先に進むと、分岐があり右に道が派生している。高野集落の161.7mピークに向かう尾根の道であり、下山はこの道を使うことにして、さらに尾根を歩くと、今度は左に急な道があった。この道も帰路に歩くこととし、踏み跡の薄くなった尾根をさらに下っていくと5分ほどでお地蔵さんのある峠道に突き当たった。この道は以前、何度も歩いている道であり、左に下ればファミリーパークに至る。
この峠を西に下っていくとため池に出る。この付近にはショウジョウバカマがたくさん咲いている。ため池から「野鳥の森」の標示に従って右折して遊歩道を登りジグザグと斜面を登っていく。東屋がある手前から折り返すように山道に入り、小枝のうるさい山道を一直線に登ると合渡山に到着。ミツバツツジの蕾が大きく膨らんでいた。大岩の向こうには百々ヶ峰などが望めた。
記念写真を撮って登ってきた道を引き返す。ため池まで引き返して、少し山に入ったところで、右に道が分岐しているのでこの道に入る。シダが茂る道は小さな谷沿いにあり、谷に落ちないようにロープが張られている。ショウジョウバカマを見ながら人工林の中を登って行くと、道は急斜面となり、両脇のロープにつかまりながら登りきると、先ほど歩いてきた主尾根に出た。
ここから右に歩いてきた道を登り、すぐに左にへの道に入る。161.7mピークに向かう道である。尾根をアップダウンして5分ほど歩くと、壊れかけた拝殿とその先に神社が現れた。拝殿は今にも崩壊しそうな状況であり、中に入らないようにという張り紙がある。神社に参拝して、裏側に回り込むと、オリエンテーリングの標識があったが、道は消えていた。161.7mピークまでの道は無いようだ。
引き返して拝殿の西から南側の道を下った。急斜面を下るとなだらかな道となり、赤い鳥居を潜った。さらに窪んだ道を下ると、急なジグザグ道となり、苔むした滑りやすい岩の路面となった。神社の参道であり、滑らないように慎重に下っていく。下りきって登山口手前で左側に注連縄のある小さな池があった。水辺に咲く一輪のショウジョウバカマが美しい。登山口を出ると田園が広がっている。右に行ってみたが、草に覆われた空き地で行き止まりとなった。引き返して上跡部集落を抜けて駐車地点まで戻った。
この辺りの山にはオリエンテーリングのコースがいくつか整備されており、ファミリーパークを起点に歩くと1日かけてのウオーキングが楽しめそうだ。近くの低山をのんびり歩くのもいいものだ。
帰路、岐阜市岩田にある林陽寺に寄った。林陽寺はシダレザクラの名所であり、夕方にもかかわらず多くの人が花見をしている。寺の正面にある大木のシダレザクラは見事。寺の裏にも桜並木があり、短時間の花見を楽しんだ。
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