トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

十二ヶ岳 (1326m 高山市) 2015.7.19 曇り・雨 9人

大規模林道登山口(10:23)→山道分岐(11:10)→林道合流(11:19)→瓜田集落分岐・鳥居(11:37)→十二ヶ岳山頂(11:44-13:40)→大規模林道登山口(14:49)

★7月19日に高山市の十二ヶ岳に、山仲間9人で登ってきました。
★7年前に丹生川町の瓜田集落から登りましたが、今回は折敷地集落から林道を歩きました。
★オカトラノオやヨツバヒヨドリの花を見ながら天然林の林道を歩き、山道を歩いてショートカット。
★瓜田からの道と合流して、鳥居を潜り、小雨の降る中、山頂へ。
★神社の拝殿で、持ち寄った様々な食材で2時間の昼食を楽しみました。
★雨が降ったり止んだりの天気で、山頂はガスに覆われ、12の山々を見ることはできませんでしたが、ガスに覆われた緑の天然林や雨に濡れて生き生きした夏の山を楽しむ山旅となりました。
★下山後、恵比寿温泉で疲れを癒し、飛騨市河合で開催された「真夏の夜のコンサート」で大感動。
★山歩き+コンサートの充実した一日となりました。

 7年前に丹生川町の瓜田集落から十二ヶ岳に登ったときに、山頂で出会った登山者から、折敷地集落からも登れることを教えていただいた。そのときに、登山口を確認しており、いつか登ってみたと思っていた。今回は、飛騨市の河合町で毎年開催されている「真夏の夜のコンサート」への参加とあわせて、このコースを歩くことにした。

 一緒に登るメンバーは我々を含めて9人。2年ほど前から、職場つながりの山好き仲間十数名と1〜2ヶ月に一回の山歩きを楽しんでいる。このメンバーでの山歩きのレポートはこれが初めて。今回ははじめて参加するメンバーもあり、年齢も20代から60代とバラエティに富んでいる。

 この会の中心となるNARIさん、ベテランのSAKA、屏風山などに一緒に登ったTOMUさん。女性陣は二回目参加のSIMAさん、KISIさん、今回初参加のAYAさん、KITAさん。丹生川で飛騨在住の3人と合流して折敷地に向かう。天気は曇りで夕方からは雨になるとの予想。展望は期待できないが、山頂には神社の拝殿があり、雨が降っても昼食は可能。また、大部分が林道歩きであり、傘をさして登れる。それにコンサートの日程に合わせたことから、雨でも登る計画である。
 
 旧丹生川村役場西手前の信号交差点から県道89号線を北上して折敷地集落に入る。そのまま進めば丹生川ダムに向かうが、集落外れにある恵比寿温泉を通過した直後の交差点で右折して大規模林道へ。3km弱走った大きなカーブがあるところで、右側に未舗装の空き地が現れ、空き地の隅に「十二ヶ岳登山道→」の標示がある。ここが登山口であり、空き地に駐車。

 靴を履き替えて大規模林道を渡ったところにある未舗装林道に入る。人工林も一部あるが、多くはミズナラなどの天然林であり、雨に濡れた緑が美しい。林床には葉を広げたオシダが見られる。オカトラノオの白い花が最盛期を迎え、随所に見られた。道端の草が刈り取られたばかりで、林道はよく手入れされており、車でも走れる状態である。前方から草刈り機を積んだ軽トラックが下ってきた。草が刈り取られた直後のようだ。
 
 40分ほど林道を歩いたところで、左側の尾根伝いに山道が派生していたので、この道に入る。ブナやカラマツなどの天然林の中を一直線に登っていく。踏み跡はしっかりしており、急な斜面を登り切って平らな道を行くと林道に飛び出した。林道のショートカットの道になっている。

 林道に出たところで、小雨が降り出したので、雨具を着用。天気予報では、夕方から雨の予報だったのだが・・・。タマアジサイの花を見ながら10分ほど歩くと、車の駐車スペースがあり、この先で右から上がってきた瓜田集落への道と出合う。前方には鳥居が見え、重機が1台置いてあった。
 
 「300m先に水場あり」との標示を通過して、鳥居へ。鳥居の前で記念写真を撮った。林道は直進して折り返し、山頂に続いているが、登山者用の道は鳥居を潜って丸木階段を上る。鳥居の先には太い幹に緑色の苔が張り付いたブナの大木がある。根元に石版が立てかけてあり、「大山神」と読める。ブナの幹には縄が巻かれており、ご神木と思われた。
 
 濃いガスが漂い、幻想的な景色の中、階段を登る。雨がやや強くなった。一気に登り切って、展望台と神社のある山頂へ。雨を避けるため、拝殿の中に入る。山頂にある神社は笹山神社で大きな板の間の拝殿があり、前回同様、ここで昼食にする。
 
 まずは、アルコールフリーのビールで乾杯。ガスコンロ2つで、みんなが持ち寄った食材を焼いたり煮たりした。メニューは多彩。十六豆のお浸し、焼きシシトウ、枝豆、焼きウインナー、ボイルウインナー、ケイちゃん、焼き豚トロ、ししゃも、うどん、水餃子、フルーツ、・・・できあがる食材を回しながら、話がはずんだ。

 雨が本格的に降りだし、水しぶきがお拝殿の中まで入ってきた。大きなエンジン音とともに、数台のモトクロスバイクが山頂まで上がってきたのにはびっくり。この雨で登山者は他にいないだろうと思っていたが、まさかバイクツーリングのライダーが来るとは思わなかった。昼食場所を少し移動して、ライダーの皆さんの昼食場所を作った。2パーティの円陣ができ、お拝殿はさらに賑やかになった。
 
 締めくくりは持ち寄ったいろいろなお菓子とコーヒー。回を重ねるごとに豪華になる昼食である。ライダーの皆さんは先に下山。長い昼食を終えて、パッキング。ほうきが置いてあったので、拝殿を清掃して外に出た。
 
 雨は止んでおり、展望台に上ってみるとガスの切れ間から丹生川の田園が見下ろせた。天気がよければ12の山々を見ることができるのだが、・・・。すぐ東のピークは乗鞍展望地になっているが、この天気では何も見えないので行くのを止めた。日時計の前で、再び写真を撮って下山開始。登ってきた道を下った。帰路、SIMAさんがイチヤクソウを見つけた。駐車地点に戻ったところで、雨が降り出した。
 
 登山口の近くにある恵比寿温泉に寄った。以前よりも、浴槽が増えていて、ゆっくりと湯に浸かった。恵比寿温泉の公式ホームページには「日本に数少ない1158ppmの遊離炭酸温泉を体験してください」とある。メンバー全員、この秘湯に感動。山歩き+コンサートに温泉が加わって、充実したミニ旅となった。

 温泉の後、古川の駅前で夕食をとって、コンサート会場である河合町の友雪館へ。毎年開催されている「真夏の夜のコンサート」は、東京フィルの主席メンバー達による飛騨で随一のコンサート。前日に行われたコンクール上位入賞された方の受賞披露演奏に続いて、 ブラームスのチェロソナタ第2番・第1楽章やシューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」第2楽章などが、金木博幸チェリストや荒井英治ヴァイオリニストなどにより演奏された。特に、このコンサートの特徴は、エントランスホールで階段や床に直接腰をかけて目の前の奏者と一体となって演奏を聞くことができる。こんな近くで一流の演奏が聞けることから、毎年、河合町まで車を走らせる。

 岐阜に帰ったのは日付が変わる頃であった。
★十二ヶ岳の植物とコンサート

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