三俣蓮華岳・双六岳 3日目







三俣蓮華岳・双六岳 3日目 (2841m 2860m 高山市) 2015.9.4〜9.6 雨・曇り・晴れ 4人

<9月6日 曇り・雨>
双六小屋(6:17)→花見平(7:08)→弓折乗越(7:19-7:25)→鏡平山荘(8:00-8:28)→シシウドガ原(8:58-9:05)→イタドリガ原(9:21)→秩父沢(9:47-10:14)→奥丸山分岐点(10:51)→わさび平小屋(11:06)→新穂高バスターミナル(12:42-12:52)→深山荘前駐車場(13:00)

 目を覚ますと、雨が屋根をたたく音がした。洗面所で顔を洗っていると、さらに雨が激しくなった。最終日の今日は下山のみ。雨の中を歩くことを覚悟して、朝食の後、雨具を着てザックを玄関へ。山小屋のスタッフにお礼の挨拶をして、山小屋を出ると雨が止んでいた。

 山小屋を後に、テント場を抜けると、前方に笠ヶ岳が見える。曇り空ではあるが、展望はいい。木道からハイマツの道を登る。稜線に出たところで、雲のかかっていない槍ヶ岳が出迎えてくれた。昨夜、夕食で一緒になった男性2名に出会い、お二人から「昨夜は素晴らしいコンサートが聴けてよかった」とのこと。リピート山中ファンが2名増えたようだ。

 槍・穂高を見ながら一昨日歩いてきた道を引き返す。後方から双六岳や鷲羽岳に見送られて、雨に濡れた大展望の道を歩く。乗鞍岳や西穂高岳に雲がかかり始めている。天気は下り坂のようだ。花見平を通過して、右眼下に鏡平山荘が見え始めた。そして大勢の登山者が休息する弓折乗越へ。まだ雲に隠れない槍ヶ岳をバックに記念写真を撮って、鏡平山荘に向かう。

 絶景を見ながらの下りは早い。弓折乗越から35分で鏡平山荘に到着。ここで前もって選んでおいたTシャツを購入。一息ついで、鏡池の前で逆さ槍と一緒に記念撮影。焼岳を見ながらシシウドガ原に向かって下る。シシウドガ原の辺りから小雨が降り始めたが降ったり止んだり。

 イタドリガ原を通過して灌木帯を下り秩父沢へ。雨も止み、時間も十分にあるので、秩父沢の橋のたもとでコーヒーブレイクにする。熱いコーヒーと一緒に食べたクラッカー、チーズ、ドライマンゴーが美味しかった。30分ほどのコーヒータイムを終えて、歩き始めると雨が降り出した。雨間にコーヒーが楽しめて実にラッキー。

 林道に出た頃には、雨が本格的に降り始めた。未舗装の道を歩いてわさび平小屋へ。11時を回っていたので、小屋で暖かいラーメンを食べた。鏡平山荘で宿泊予定を雨のためわさび平小屋に変更するパーティも見られた。さらに本降りになった雨の中を、傘を差して新穂高に向かう。一時、雨は小降りになったが、新穂高に着く頃には再び強い雨脚となった。

 新穂高センターで下山届を提出して駐車場へ。雨の中、ハッチバックの下で雨具と靴を脱いで、平湯まで走り、混雑する「ひらゆの森」の日帰り温泉に浸かって汗を流した。SAKAさんとは、「ひらゆの森」で別れて、雨の中を3人で岐阜に向かった。 

 久しぶりの北アルプス。行き帰りは雨模様の天気となったが、中日は滅多にない好転に恵まれ、大感動の充実した山歩きができた。来年も、リピート山中コンサートの追っかけと、槍か笠を組み合わせるなど、既に計画が進み始めた。
★三俣蓮華岳・双六岳からの展望




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