長良川展望の道 (250m程度 岐阜市) 2001. 晴れ 2名

 長良川の北へ行く用事があったので、前から登りたいと思っていた、千鳥橋北の古津という集落からの東海自然歩道を歩き、展望台まで行ってきました。以下、往復1時間のレポートです。
 「長良川展望のみち」という東海自然歩道が長良川の千鳥橋北にある古津という集落から始まっている。今回訪れた展望台を経由して、松尾池、百々ヶ峰、三田洞弘法に至る7.3kmのコース。展望台のある山の名前は正式には地図に記載されていないが、自然歩道のパンフレットによると「小島山」と書いてある。標高250mの超低山で、登りが30分かからない。それにもかかわらず、すばらしい展望を楽しめるという山。前回、レポートした猿啄城とよく似たイメージの山である。

 千鳥橋を北に下りて下流に300mほど堤防を走ると、北に立派な道ができつつある。信号はできているがまだ動いていない。この道はまもなく完成の百々ヶ峰ドライブウエーに続いている。数百mのところから右にトンネルができ、長良川右岸有料道路という標識があった。登山口はちょうどトンネルへの3叉路の西にある。立派な木の案内板が立っている。車を道路脇に置いて、川を渡り、登りはじめる。(後で分かったが、登山口に墓地があり、そこに数台駐車できる) 

 入り口には35分で展望台と書いてあるが実際には、30分足らずで着く。昨日の雪が残る北斜面のヒノキの植林をジグザグに登る。天然林になった頃、振り返ると工事中のトンネルが見え始める。その西には高賀三山が雪をかぶっている。15分足らずで尾根に取り付く。逆光に輝く長良川とその向こうに日野の舟伏山がどっしりと横たわる。明るい尾根を10分ほど西に歩けば、展望台に着く。

 ベンチと長良川解説看板が設置してある。180度の展望。シルエットの金華山と輝く長良川が美しい。南東には、諏訪山団地の向こうに権現山が箱庭のように見える。東には恵那市の笠置山が富士山のように美しい。恵那山も薄っすらと望める。北東には潅木の隙間から見事に大きい白い御嶽山が見える。ほんとうに大きい山である。

 もう少し、暖かくなったら、日曜日の朝は喫茶店でコーヒーではなく、ここでコーヒーを飲みたいものだ。また、次回は、車2台を用意して、三田洞までの縦走もしてみたい。お勧めの超低山でした。
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