養老山の写真
養老山 (859m 養老町) 2000.11.18 曇り時々晴れ 2名

 養老山の登り口は養老公園の一番奥にある。対向車に注意しながら、駐車場へ。駐車料金は1000円。ちょうど養老の滝の上が有料駐車場になっている。9時35分に出発。料金所で登山届を書いて地図をもらう。管理人のおじさんが作った手書きの地図。「30年前に山好きのわしんたーがつくったものやけど、あの頃はだれも登るものはおらなんだ。今、1年に1万人も登る。」 世の中、先を見通すのは難しい。

 登山コースは三方山経由の南コースと林道歩きのアセビ平コースがある。今回は、登りを三方山経由。帰路はアセビ平を下ることにする。総距離10km。林道をはずれ、川を渡って、いきなりの急斜面をジグザグの登り。休息と思う頃に東斜面に回り込み、樹間から濃尾平野が見え隠れする。ベンチを過ぎ、登山道は三方山と養老山の分岐点に突き当たる。分岐点を左に進み、すぐに三方山に着く。濃尾平野が一望できるすばらしい展望台である。三方山を後に養老山を目指す。養老山へはなだらかな広い紅葉の道が続く。左に養老山が見え始める。丸太の急登を繰り返し、笹が原へ。小倉山は左へ15分。

 登り始めから90分で到着。気持ちのいい、ササ原であるが、冬型の天候で強風。濃尾平野は晴れているのに、山は時雨模様。まずは、養老山に登頂することにする。養老山は小倉山からさらに15分ほどのところにある。尾根から細い道を上りつめると山頂である。山頂は樹木に囲まれ見通しはきかない。記念撮影のあと、小倉山まで戻って昼食。ササを背に強風をよけて味噌煮込みうどんで体を温める。ガソリンストーブの威力が発揮される天候である。

 下山は、笹が原から北の尾根を登り下りして牧場跡のアセビ平までの45分間、前方に養老山系最高峰の全山紅葉の笙ケ岳を望みながら、落ち葉の嵐の中を歩く。すばらしく気持ちのいいコースである。アセビ平からは、4.2kmの林道を下る。1時間の単調な下りである。14時30分着。

 駐車場についたら、何年ぶりかで養老の滝を見に下りた。思ったより観光客が来ているのに驚く。養老の滝のわきで飲み水を汲んで帰路へ。紅葉を見ながらのさわやかハイキングでした。次は笙ケ岳が目標。
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